微男微女

日常の考察

【読書記録】超短編! 大どんでん返し/小学館文庫編集部 編

「超短編! 大どんでん返し」を読みました。いろんな作家さんの2000字の小説が30編おさめられている本です。 「これぞどんでん返し!」というものもあれば、「これは一般的などんでん返しとはちょっと違うけど確かにどんでん返しではあるかな」というものも…

【読書記録】理由あって冬に出る/似鳥鶏

似鳥鶏さんの「理由あって冬に出る」を読みました。「理由」の読み方は「わけ」です。 あらすじは以下本の後ろに書かれたものを引用します。 芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい——吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなければならないのだが、…

【読書記録】方舟/夕木春央

夕木春央さんの「方舟」を読みました。 Twitterで話題になっていてずっと気になっていた本です。今日買い、今日読了。ページをめくる手が止まらず、あっという間でした。 以下、帯に書かれているあらすじを紹介します。 友人と従兄と一緒に山奥の地下建築を…

【読書記録】探偵が早すぎる/井上真偽

井上真偽さんの「探偵が早すぎる」を読みました。上下巻あります。 父親から莫大な遺産を相続した女子高生が親族から命を狙われるのですが、犯罪が実行される前に探偵がトリックを見抜いていくという斬新な設定で、非常にテンポよく物語が展開されていきます…

【読書記録】火車/宮部みゆき

宮部みゆきさんの「火車」を読みました。 本の裏側に載っているあらすじを引用します。 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して——なぜ彰子はそこまで…

【読書記録】記憶の果て/浦賀和宏

浦賀和宏さんの「記憶の果て」を読みました。上下巻あり、少し長めです。 主人公は大学進学を間近に控えた安藤直樹。彼の父親が自殺するところから物語は始まります。父親の書斎にあったパソコンに「安藤裕子」と名乗る人工知能があらわれ、会話をするうちに…

【読書記録】連弾/佐藤青南

佐藤青南さんの「連弾」を読みました。 あるクラシックコンサートを聞いた男の死体が都内の公園で発見され、二人の警察が捜査をします。その関係者を訪れる過程で、徐々に真相が明らかになっていき……というお話で、最後には狂気に満ちた人間の本性が暴かれて…

【読書記録】屋上のテロリスト/知念実希人

知念実希人さんの「屋上のテロリスト」を読みました。 この作者の方の本を読むのはこれが初めてです。お名前は以前から知っていて、ミステリーを主に書かれている認識だったのですが、この小説は私の中ではミステリーというよりサスペンスでした。 第二次世…

【読書記録】べらぼうくん/万城目学

万城目学さんの「べらぼうくん」を読みました。 「べらぼうくん」は万城目学さんが浪人時代から小説家としてデビューするまでを綴った奮闘記です。 このブログでは主に小説の読書記録を書いてきましたが、今回はエッセイです。実はもともと私はエッセイも大…

【読書記録】片眼の猿/道尾秀介

道尾秀介さんの「片眼の猿」を読みました。 盗聴専門の探偵を職業とする三梨という人物が主人公で、ある楽器メーカーの調査をしている際に殺人事件に巻き込まれてしまい……というお話。 この作者さんの小説は何冊か読んでいて、怖くてゾッとする描写のある作…

【読書記録】同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。 独ソ戦で狙撃兵として戦うセラフィマという女性が主人公の物語。セラフィマの胸には常に復讐心があり、それが戦う原動力でした。復讐心は、母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナ…

【読書記録】爆弾/呉勝浩

呉勝浩さんの「爆弾」を読みました。 これは都民を人質にとる無差別爆破テロに警察が立ち向かうお話で、直木賞の候補作にもなっています。 爆弾の在り処の手がかりはスズキタゴサクと名乗る容疑者が出す「クイズ」のみ。取調室の中でスズキと警察がそれぞれ…

【読書記録】マリオネットの罠/赤川次郎

赤川次郎さんの「マリオネットの罠」を読みました。実は一ヶ月以上前に読み終えていたのですが、体調不良でブログ更新ができず、ようやく落ち着いてきたのでこうして書いている次第です。 ■あらすじ フランス留学から帰国した上田修一は、恩師の紹介でフラン…

【読書記録】いけない/道尾秀介

道尾秀介さんの「いけない」を読みました。怖かったです。 事前情報として、 ・体験型ミステリー小説であること ・三つの章(&終章)から成り、章末には写真が載っていること ・その写真を見ると真相が浮かび上がり、物語ががらりと変貌すること がわかって…

【読書記録】invert 城塚翡翠倒叙集/相沢沙呼

相沢沙呼さんの「invert 城塚翡翠倒叙集」を読みました。「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」の続編で、三つの中編ミステリーが収められています。 殺人を犯した犯人を城塚翡翠が追い詰める話です。 どれも犯人視点で描かれているので、ついつい犯人に感情移入して…

【読書記録】密室殺人ゲーム2.0/歌野晶午

歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム2.0」を読みました。 これは「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編なのですが、王手飛車取りを読む前にこの2.0を手に取ってしまい……結果、やはり続編を読む場合は、その前の作品をちゃんと読んでおくべきだと思いました。最後…

【読書記録】カラスの親指/道尾秀介

道尾秀介さんの「カラスの親指」を読みました。 以前読んだ「カエルの小指」はこれの続編です。 ストーリーは、 詐欺を生業として生きる中年二人組のもとに一人の少女が舞い込み、さらに同居人が増えて五人と一匹になり、彼らが人生を懸けて大がかりなペテン…

【読書記録】殺し屋、続けてます。/石持浅海

石持浅海さんの「殺し屋、続けてます。」を読みました。 以前、第一巻の「殺し屋、やってます。」を読んだことがあり、これはそのシリーズの第二弾です。650万円で殺しを請け負う殺し屋が主人公のお話なのですが、殺し屋は依頼人とは直接会わない体制になっ…

【読書記録】眼球堂の殺人 ~The Book~/周木律

周木律さんの「眼球堂の殺人 ~The Book~」を読みました。 どういうお話かというと、 天才建築学者がつくった眼球堂に各界の天才が集められ、そこで事件が起こって閉じ込められてしまいます。数学者の十和田只人が解決に向けて頑張るのですが、その間にも次…

【読書記録】medium 霊媒探偵 城塚翡翠/相沢沙呼

相沢沙呼さんの「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」を読みました。 ミステリランキング5冠、という謳い文句に惹かれて手に取った本で、死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎が連続死体遺棄事件に立ち向かうお話です。 実を言うと、途中まで城塚翡翠の…

【読書記録】三千円の使いかた/原田ひ香

原田ひ香さんの「三千円の使いかた」を読みました。 ベストセラーで本屋さんでもよく見かけ、気になっていた本です。 御厨家の女性四人がそれぞれお金とどう向き合っていくか、というストーリーで、自分とまったく同じ境遇の人は登場しないのですが、読みな…

【読書記録】向日葵の咲かない夏/道尾秀介

道尾秀介さんの「向日葵の咲かない夏」を読みました。 以前も書きましたが、この方の文章はスッと頭に入ってくるので、本当に読みやすいです。ただ、読みやすいのはあくまで「文章」で……「内容」は……ある意味読みにくかったです。私、怖いのが苦手なので。 …

【読書記録】叙述トリック短編集/似鳥鶏

似鳥鶏さんの「叙述トリック短編集」を読みました。 前回の「推理大戦」に続き、また似鳥鶏さんの作品です。気に入った著者の方の小説は、他のも読みたくなりますよね。 タイトル通りですが、これは叙述トリックの短編が複数入っている小説です。短編にはど…

【読書記録】推理大戦/似鳥鶏

似鳥鶏さんの「推理大戦」を読みました。YouTubeでおすすめしている人がいて、気になっていた本です。 内容は、 「問題」を一番早く解いた人に聖遺物が与えられるという、聖遺物争奪ゲームに天才たちが参加する。果たしてどうなるか。 というものなのですが…

【読書記録】カエルの小指/道尾秀介

道尾秀介さんの「カエルの小指」を読みました。 この前読んだ「花と流れ星」がすごく良かったので、同じ作者さんの本を手に取ってみた、という経緯です。 【読書記録】花と流れ星/道尾秀介 - 微男微女 元詐欺師の主人公が、ある中学生のために大掛かりなペ…

【読書記録】青少年のための小説入門/久保寺健彦

久保寺健彦さんの「青少年のための小説入門」を読みました。 タイトルから、小説の書き方を教えてくれる指南書かな、と思ってしまいそうですが、実はいじめられっ子とヤンキーがコンビを組んで小説家を目指す青春小説です。 あっと驚く展開はないものの、飽…

コロナ感染から1年が経過しました

コロナに感染してから1年が経過しましたが、まだ倦怠感と息切れの症状が消えません。 という報告のブログです。 倦怠感は日によって強かったり弱かったりします。特に上半身の症状が重いです。 息切れは歩いた時だけ出る症状で、距離が短ければあまり問題は…

カメ子の性別は、たぶん……

カメ子は赤ちゃんの頃、性別不明でした。店員さんからもミシシッピニオイガメの性別は成長しないとわからないと言われていて、オスかメスかわからないまま育ててきました。 でも、カメ子が我が家に来てから2年半以上が経過した今は、性別が判明しています。…

【読書記録】花と流れ星/道尾秀介

道尾秀介さんの「花と流れ星」を読みました。 滑らかでストレスなくスルーッと読める文章。私が読んできた本の中でもトップ3に入る滑らかさです。そして意識しなくても自然に映像が頭に浮かんできます。文章が巧いってまさにこういうことなんだなーと思わさ…

【読書記録】ハサミ男/殊能将之

殊能将之さんの「ハサミ男」を読みました。きっかけはSNSです。すごく評判が高かったので読んでみたくなり、手に取りました。 読んでみた感想は……一言でいうと、「混乱」です。内容は面白くて、続きが気になるのでぐいぐいと読み進められるのですが、どんで…