微男微女

日常の考察

ジェンダー論

「同性婚を認めない」人たち

自民党総裁選の候補者の1人である岸田氏が、同性婚について「多様性を認めるということで、議論があってもいいと思うが、まだ認めるところまで私は至っていない」と発言しました。 国のトップに立候補する人がこんな発言をしていることに、心の底から呆れま…

「名前があること」で自分を客観視する

久しぶりにブログを書く。 今日たまたま新発見をしたので、そのことについて。 「ナンバーフォーム」という言葉。 聞いたことがあるだろうか。 私は、今日初めて知った。 訳あって「共感覚」について調べていたらこの言葉に出会った。 「共感覚」とはWikiped…

「男なら泣くな」って言うな!

先日、大学のセクシュアルマイノリティーサークルの忘年会にお邪魔させてもらった。 そのとき、「身体の性別が女だからって、女の子扱いされるのは嫌!」という話になった。 わかる。 私も“女”扱いされるとモヤっとする。 “女だから”という理由で優しくされ…

性別を知ると安心するのはなぜだろう

見知らぬ人と2人きりで会う約束をすることがある。 共通の知人もいない、本当に知らない人。 今日も見知らぬ人と待ち合わせ、男装バーに行ってきた。 待ち合わせた相手の本名も年齢も(当然顔も)知らない。 ただ性別が男だということだけわかっていた。 男…

暗黙の男サイドと女サイドがある会議室

久しぶりにブログを更新する。 会社で会議があった。 その会議に参加するのは数回目(5回にも満たない)。 集合時間より少し前に会議室に着いた。 私より先に着いている人もいて、左側に座っていた。 全員女だった。 あとから人が増えることを考え、私はすい…

「男をたてるべき」というアドバイス

先輩Aとサシで飲んだ。 私には(人として)大好きな先輩Bがいる。 大好きな先輩Bともっと良い関係性を築くためのアドバイスをもらった。 A「Bさんは男なんだから、矢野ちゃん(※私のこと)はもっとBさんをたてた方がいいよ」 私「えー!? 私、そういうので…

結婚圧力はどこへ消えたのだろう

シルバーウィークに帰省した。 大学生の時から上京しており、帰省の度に「彼氏できた?」「早く結婚してね」と言われ続けていた。 今回はカミングアウトをしてから初の帰省。 セクシュアリティについて何か言われるかな、と少しドキドキしながら実家に行った…

「LGBって何?身近にいないから遠い存在に感じてしまう」

弁護士の先生方と一緒に飲む機会があった。 先生うちの1人が私たちに質問した。 「大学では何を研究していたの?」 同期の1人が答えた。 「LGBの自殺についてです」 「LGBって何?」 「レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルの略です」 「そうなんだ。矢…

女の胸は大きい方が良い、という社会

この前の金曜日、会社の同期6人で飲んでいた。 鰹のたたき丼に付いてきたマヨネーズが、水玉の形をしていた。 ↑こんな感じの形。 「きれいな形だね」 「壊すのがもったいないね」 などと話していたら、デリカシーのないことで有名な同期の男が、「胸の形みた…

育児休暇をとるのは怖い

会社の先輩2人が私の近くで雑談していた。 「そのお菓子おいしそうですね」 「うん」 「家に帰ったら夜ご飯も食べるんですか」 「そうだよ」 「奥さんの手料理ですか? いいですね~」 楽しそうに話していたので私も質問をしてみた。 「先輩の奥様は専業主婦…

職場の雑談

金曜日の夜。 会社の先輩(男)と雑談した。 「今日は早く帰ろうかな」 「金曜日の夜ですもんね。何するんですか」 「一人打ち上げをする。ここ数日頭を悩ませていた問題が解決したからね」 「“一人”打ち上げですか」 「そう。1000~2000円で美味しいお酒と…

「女は子宮で考える」ってどういう意味?

昨晩、大学の仲間が集まり、新宿ですき焼きを食べた。 集まったのは私を含めて4人。 1人は大学で勉強中。 3人は社会人1年目。 入社した会社はどう?という話にもなった。 新入社員という立場上、理不尽なことをやらされることもあるよね、などと語り合った。…

「俺らは虹色だから」

10月に会社で内定者歓迎会がある。 その出し物を新入社員である私たちが担当する。 毎年男女に分かれて1曲ずつ踊ったりしているらしい。 最初は例年通り、男女に分かれて踊ろうという話になっていた。 ところが先日の打ち合わせで同期の男が言った。 「男女…

運動会のMVP、評価されたのは性別なのか

先日、会社の運動会が開催された。 玉入れや綱引き、選抜リレーなど、様々な種目があった。 その中の1つが障害物リレー。 ぐるぐるバットをしたり、健康サンダルを履いたりしながら走る。 三輪車に乗るというコーナーもあった。 ただ、三輪車は1周目で壊れ…

厳密に言うとバイセクシュアルではない

ライブバーで隣に座っていた女が言った。 「私、セクシュアルマイノリティと言っていいのかよくわからないんです」 「どうしてですか」 「一応、シスジェンダーのパンセクシュアルだと言っているんですけど」 「はい」 「男の体しか好きにならないんです」 …

カミングアウトしたことを両親はどう思っているのだろう

両親にカミングアウトしたのは2015年4月12日。 3ヶ月以上前のことだ。 両親はカミングアウトされるまでは私がバイセクシュアルだとは知らなかったと言っていた。 だからカミングアウトしたとき、ものすごく驚いていた。 カミングアウトした翌日に、好きなタ…

セクシュアルマイノリティという概念を疑う

今日会った人がおもしろいことを言っていた。 「セクシュアルマイノリティという概念は信じられない」 「なんでですか」 「そもそもヘテロセクシュアルがマジョリティだとは思わない」 「なんでですか」 「ヘテロセクシュアルだと思っている人でも、それはこ…

「女心がわからなくてごめんね」

飲み会で男の先輩に言われた。 「ごめんね。俺、女心わかんないから」 「いえ、大丈夫です」 私が大丈夫だと言ったのは、「女心がわかっていなくても気にしないですよ」という意味ではない。 「女心をわかってもらう必要性を感じていない」ということを言い…

エリア職希望者の95%は女

就活している友人に聞いてみた。 「どこに行きたいの」 「金融かな」 「そうなんだ」 「うん。エリア職を1年経験してから総合職に就きたい」 「そんなこと、できるの」 「できるって説明されたよ」 「じゃあまずはエリア職に就けるといいね」 「うん。でもエ…

「女の子に行かせるのはかわいそう」

私に言われたわけではない。 ただ、仕事をしていたら誰かの声が聞こえてきた。 「女の子に行かせるのはかわいそうだよ」 おもしろうだと思い、続きの会話も聞いてみた。 どうやら、怒鳴られるために行かなければならない場所があるらしい。 その場所に行かせ…

カミングアウトしたときに「どうやってセックスするの?」と質問されることについて

「同性の恋人がいる」 「ゲイ/レズビアン/バイセクシュアルだ」 このようなカミングアウトをした際の反応としてよくあるのが次の2つ。 「どうやってセックスするの?」 「どっちが男役/女役なの?」 こういった反応は批判されることが多い。 「異性の恋人…

バイセクシュアルのささやかな特権

特権という大袈裟だから、「ささやかな」特権。 バイセクシュアルだというと、「2倍楽しめていいね」とはよく言われる。 これも特権と言えば特権だろう。 これに関連してもう1つの特権がある。 楽しめるのは現実の恋愛だけではない。 2次元でも同じことが言…

もし「男はお菓子2個」と言われたら

会社に個包装されたお菓子がたくさん届いた。 先輩社員がみんなに配っていた。 まずは1人1個。 全員に配り終えても数個余っている。 先輩社員はそのうちの1個を私にくれた。 「もう1個あげる。女子だから」 女子だから!? 不利益を被ったわけではないから、…

男と女には役割があり、子どもが生まれる

「バイセクシュアルなんだってね」 「はい、そうです」 「彼女いたことあるの」 「ありますよ」 「へぇ!」 少し驚いたあと、先輩はこう続けた。 「男と女にはそれぞれ役割があって、子どもができるでしょ。私はそのために結婚しようと思っているけど、そう…

マイノリティは「リスク」

入社前、「フェイスブックで内定者紹介の記事を書きたいから」といくつか質問された。 その中に、大学時代に何をしたか、という質問があった。 私は「同性愛者のカミングアウト」というテーマで卒業論文を書いた。 「UT-topos」という東大のセクシュアルマイ…

「女は甘やかされる」のか

「甘やかされてるでしょ」 先日、他部署の女の先輩に言われた。 以前Twitterにも書いたが、再度考察したい。 先輩の主張はこうだ。 私は甘やかされているように見える。 私のいる部署は男が多い。 男が多い部署にいる私(女)は甘やかされている。 「うちの…

マジョリティが相手なら差別していい、とはならない

セクシュアルマイノリティを守ってくれる人がいる。 誰かが「同性愛は気持ち悪い」と言うと、「それは差別だよ」と言ってくれる人。 その人が、同一人物とは思えない発言をしていた。 「男は嫌い。大嫌い」 もし私が「女は嫌い」と言われたら、少し不快にな…

自分から恋愛の話をするべきなのか

私について、異性愛者ではないらしい、という噂を聞いている人たちがいる。 その人たちと集まって話す機会があった。 話は盛り上がり、やがて恋愛の話へ。 「○○は彼女いるんだよね」 「います」 「どこで出会ったの」 「大学のサークルで出会いました」 「○○…

電話で「女であること」のメリットとデメリット

新入社員の仕事の1つが「素早く電話に出ること」。 電話に出る回数が多くなる。 電話に出る回数が多いと、たまに興味深い発言が聞けたりする。 1:「あ、女の人なんだ」 別の新入社員が電話をとった。 「担当の者に繋ぎます」と言って、担当の私にまわって…

同性婚について思うこと

アメリカの全州で同性婚が合法となった。 同性婚について考えていたことを書こうと思う。 私は大学生のとき、東大のセクシュアルマイノリティサークルに所属していた。 そのサークルで感じたこと。 それは同性婚が話題になることはほとんどないということ。 …