微男微女

日常の考察

陰キャが陽キャに勝つ時代

「陰キャが陽キャに勝つ時代」というタイトルが誤解を招きそうなので、最初に補足させてください。

 

このブログで言いたいことは、ざっくり以下の2点です。


・一般的には陽キャの方が成功しやすいと思われているだろう

・しかし、今の時代は特に、陽キャはリスクが大きくなっている一方で、陰キャは有利な側面が多くなっていると思う


はい、シンプルですね。

 

陽キャの人を攻撃したり批判したりする意図はなく、どちらかというと、陰キャの人を励ます内容になればいいなと思って書きました。また、タイトルの「勝つ」という表現は、勝ち負けの話をしたいという意図ではなく、あくまで届けやすさを意識してつけたものになります。

 

その点、ご理解いただければ幸いです。

 

 

【目次】

●パーソナリティについて

●陽キャと陰キャ

●陽キャの方が成功しやすいとは限らない

●陰キャは有利になった

●陽キャのリスク

●最後に

 

 

いつもより少し長めですが、ぜひ最後までお読みください。

 

 

パーソナリティについて

 

そもそも陽キャ、陰キャはそれぞれどういう人のことを指しているのか。まずはそれを示すことからスタートしたいと思います。

 

今回、このブログを書くにあたって、橘玲さんの本『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』から多く引用させていただきました。

 

本では、以下の8つの因子でパーソナリティが説明されています。

 

1:明るいか、暗いか(外向的/内向的)

2:精神的に安定しているか、神経質か(楽観的/悲観的)

3:みんなと一緒にやっていけるか、自分勝手か(同調性)

4:相手に共感できるか、冷淡か(共感力)

5:信頼できるか、あてにならないか(堅実性)

6:面白いか、つまらないか(経験への開放性)

7;賢いか、そうでないか(知能)

8:魅力的か、そうでないか(外見)

 

※「外見」をパーソナリティのひとつとすることに違和感を覚える人へ

→このブログは外見について書くものではないため、全てを説明することはしませんが、本の中でも、「違和感を覚えるひとがいるかもしれない」ときちんと触れられています。

 

直感的には「たった8つ? これだけ?」と思いますが、冷静になってみれば、たしかに私が「わたし」という人間について考える時、あるいは他人について考える時、上で挙げられた8つの要素以外に何か興味を持つパーソナリティがあるかというと、特にない気がしてきます。

 

今回はこれら8つの要素のうち、1番の「明るいか、暗いか(外向的/内向的)」をピックアップします。陽キャ、陰キャはまさに「明るいか、暗いか(外向的/内向的)」で分類されるキャラクターだと思うからです。 

 

 

陽キャと陰キャ

 

では、「明るいか、暗いか(外向的/内向的)」について具体的に見ていきましょう。

 

本によれば、

 

・刺激に対して鈍感なひとは、覚醒度を上げようとして強い刺激を求める→外向的

・刺激に対して敏感なひとは、覚醒度を下げようとして強い刺激を避ける→内向的

 

とのことで、もう少し詳しく説明すると、

 

最適覚醒度に対してふだんの覚醒度が低い個体は、そのことを「不快」と感じるから、覚醒度を上げようとする。逆にふだんの覚醒度が高い個体は、そのことが「不快」だから、覚醒度を下げようとするはずだ。このとき、「覚醒度を上げようとする傾向」を外向的、「覚醒度を下げようとする傾向」を内向的という。

 

 

覚醒?

何のこと???

よくわからない!!!!!

 

という人は、とりあえずざっくり、「刺激に対して鈍感な人は、強い刺激を求める傾向にある→外向的→明るい」「刺激に対して敏感な人は、強い刺激を避ける傾向にある→内向的→暗い」と捉えてみてください。

 

上記の通り外向的/内向的なパーソナリティを捉えた上で、私は、くだけた表現に変換すると、外向的な人は陽キャ、内向的な人は陰キャになるのだと思っています。人によって捉え方は違うと思いますが、このブログではそのように定義することにしました。

 

※実は本当のことを言うと、陽キャ、陰キャという言葉を(記憶にある限りでは)これまで一度も使ったことがなくて、今回のブログで初めて使いました。そのため、もしかしたら少しぎこちない印象を与えてしまっているかもしれませんが、橘さんの本を読んで「“外向的”ってつまり“陽キャ”のことだよね?」と思ったので、届けやすさを意識して使ってみることにしました。

 

 

陽キャの方が成功しやすいとは限らない

 

さて、おそらく皆さん漠然と陰キャより陽キャの方が良い人生を歩める、成功しやすい、というイメージを持っているのではないでしょうか。私は陽キャか陰キャかで分類するとしたら陰キャに属するタイプの人間ですが、私も陽キャの方がきっと良い人生を歩めるんだろうなー、羨ましいなーと思っていました。

 

でも、本当にそれは正しいのでしょうか。考えてみましょう。

 

本には、以下の記載があります。

 

世間一般では、外向的だと「明るい」、内向的だと「暗い」といわれ、子どもを外向的に育てる子育てや教育が重視されている。その理由は、政治家や起業家、芸能人など社会的・経済的な成功者の多くが外向的なパーソナリティだからだろう。

 

実際、政治家や起業家、芸能人などの成功者を見ると「THE☆陽キャ」という感じの人が多くて、やっぱり陽キャの方が成功しやすいんだ、と思ってしまいそうになります。

 

でも、橘さん曰く、それはサバイバルバイアスなんだそうです。

 

政治家や起業家、芸能人というのは、いわば刺激の強い職業です。そして、強い刺激を求める傾向にあるのは陽キャです。


つまり、こういった職業は陰キャより陽キャが選択する可能性の方が高く、「そのなかから一定の割合で成功者が現れるのは当たり前」なのです。「陽キャのリスク」として後に触れますが、背後には大勢の“失敗”した人がいることを忘れてはなりません。


これが、「『成功するためには外向的でなければならない』とのステレオタイプがつくられる」ことにも繋がります。

 

たしかに、強い刺激を避ける傾向にある陰キャは、そもそも政治家や起業家、芸能人になろうと思わない人が多いと考えられます。陽キャが成功しやすいというより、単に陽キャは目立つ職業を選びやすいだけなのかもしれません。


 

陰キャは有利になった

 

実際、陰キャでも成功している人はたくさんいます。

 

橘さんの本にも、陰キャにとって嬉しい内容が書かれていました。

 

内向的だと、首相や大臣、ベンチャー企業の経営者、芸能人などにはなれないかもしれないが、近年になって、「じつは内向的なパーソナリティの方が有利ではないか」といわれるようになった。それは専門職の収入が上がったからで、研究者やエンジニア(プログラマー)は明らかに内向型の方が向いているし、医師(外科医を除く)やカウンセラー、弁護士やコンサルタントにしても、クライアントの表情を敏感に察することで高い評価を得られるだろう。それに対して外向型に向いている仕事は、経営者(CEO)などきわめて限られたものを除けばせいぜい営業職くらいだ。

 

たしかに、橘さんも書いているように、たとえば、エンジニア(プログラマー)は明らかに内向型つまり陰キャの方が向いていると思いますし、ネットが普及した現代では、プログラミングが得意な人は活躍の場が広く、成功しやすいと思います。

 

さらに今はコロナ禍ということもあり、対面で何かをしたり、大勢で集まって何かをしたり、ということがあまりできなくなっているので、そういう意味でも、陰キャが有利になった/陽キャが不利になったと言えるかもしれません。

 

また、収入の面で実際に陰キャが有利だというデータがあるようなので、こちらも橘さんの本から引用します。

 

生得的なものか文化的につくられたものかは別として、「外向的/内向的」に人種(ヒト集団)間のちがいがあるようだ。アメリカの大学では、白人(ヨーロッパ系)の学生が積極的に質問して議論に参加する一方で、アジア系の授業態度が消極的でおとなしいことが問題になったこともある。

 

ところがアメリカの人種別年収分布(2018年)を見ると、「内向的」とされるアジア系が8万7000ドル(約900万円)で、全米平均はもちろん、白人の6万6000ドル(約670万円)を30%以上上回っている(IT企業の従業員が多いインド系が12万3000ドルと突出しているが、中国系・日系・台湾系など東アジア出身者も8万ドルを超えている)。いちがいにはいえないものの、このことは「現代社会では内向的な方が経済的に成功できる」傾向を示しているのかもしれない。

 

誤解されたくないのですが、「アジア系=陰キャ」と言いたいのではありません。「外向的/内向的」に人種間の違いが「傾向」として見られる、そして、内向的な「傾向」があるアジア系の年収が高いデータがあることから、内向的=陰キャが経済的に成功しやすい「傾向」があると言える可能性がある、という話です。

あくまでそういう傾向があるかもしれない、という話であることをご理解ください。

 

正直なところ、私は率直な感想として、「そもそも年収900万って高すぎじゃない?」と思ったのですが、アメリカでこういうデータがあることを知らなかったので、驚きつつ、興味深く読みました。

 

橘さんの言うように、専門職の収入が上がったことも陰キャを有利にしていると思いますし、個人的にはネットの普及とコロナ禍がさらに陰キャにとっての追い風になっていると思います。

 

 

陽キャのリスク

 

陰キャの方が有利なのかも、と思ったところで、今度は陽キャのリスクを見ていきましょう。今回のブログで私が一番伝えたかったのはこれです。

 

なぜなら、最近「陽キャのリスク」を考えさせれることが非常に多いからです。

 

・女性蔑視発言の責任をとって辞任する政治家

・不倫がバレて謹慎する芸能人

・違法薬物を使用して逮捕される芸能人

・緊急事態宣言発出中のパーティー開催で批判を受けるYouTuber

 

こういった”陽キャ”の人の良くないニュースは、挙げればキリがないほど、たくさん報道されています。(全員が全員陽キャというわけではないかもしれませんが、職業からして陽キャの方が多いと思うので、その前提で書いています。)

 

直近では、東京オリンピック・パラリンピックの開会式で楽曲の作曲を担当することになっていた音楽家の小山田圭吾さんが、学生時代に障害のある同級生をいじめていて、過去に雑誌のインタビュー記事でいじめをしていたことを自慢げに語っていたことが表面化し、これが問題となって辞任することになりました。

 

また、オリンピックの開閉会式のディレクターをしていた小林賢太郎さんが、過去、お笑い芸人だった時に差別的なコントをしていたことが判明し、オリンピックの直前に辞任することになりました。

 

こういったニュースが立て続けに流れ、「なぜ表に出ている人はこんなにも問題を起こすのだろう」と思いました。表に出ていない人が問題を起こすことももちろんあります。でも、表に出ている人の問題発覚があまりに多すぎないだろうか、と思ってしまったのです。

 

表に出て、何か間違いを犯してしまった場合の世間の風当たりは、昔より今の方が遥かに厳しいでしょう。SNSの普及が、こういった風潮をより強めているようにも思います。


表に出ている人も、当然このことを認識しているはずです。そして、表に出ているからこそ、問題が発覚した時のダメージは大きいので、より言動に気をつけるようになるのではないか、と私は思うのですが、実際には問題を起こしている人がたくさんいます。

 

 

なぜだ!!!


と思うのも仕方ない話でしょう。

 

この気持ちに応えてくれたのは、またまた、橘さんの本でした。

 

現代社会の成功者を見ればほとんどが外向的なパーソナリティかもしれないが、その背後には過剰なリスクをとって失敗したひとたちや、犯罪に手を染めて刑務所に放り込まれた膨大なひとたちがいるはずなのだ。

 

外向性=刺激を求めることは成功につながるかもしれないが、つねによいものとは限らない。外向性指数は、犯罪だけでなく、アルコールやドラッグの依存症とも関係するし、結婚したあとに不倫をするのも外向的なひとが多い。——週刊誌で政治家や芸能人の不倫が頻繁に取り上げられるのは、外向性指数の高いひとたちが選択的に集まっている業界だからだろう。

 

ざっくり言うと、陽キャは強い刺激を求める傾向にあるからこそ、表に出て成功することも多いし、問題を起こすことも多い、ということだと思います。繰り返しになりますが、あくまで傾向の話です。

 

 

最後に

 

以上の内容を踏まえ、陰キャは、陽キャにもリスクがあること、そして今の時代は特にリスクが大きいことを認識し、陽キャのキラキラした側面だけを見て嫉妬することのないようにしましょう。その上で、陰キャにも有利な面があること、そして今の時代は特に有利になっていることを頭に入れて、前向きに人生を歩んでいけたら良いですね!


なお、何をもって成功というのか、という成功の指標は人によって様々だと思います。社会的・経済的な成功だけが成功の形ではないと思いますし、たとえば経済的に豊かではない人に対して失敗だ、というつもりも全くありませんので、誤解のないようお願いいたします。

 

そして最後に、これだけいろいろ書いておいてこんなことを言うのもアレなのですが、実は橘さんのこの本、まだ全部は読めていません。(途中まで読んで、どうしてもこのブログを書きたくなってしまいました。)分厚くて読み応えのある本なので、これからじっくり読んでいきたいと思います。

 

ではまた!

 

きゅうり(矢野友理)



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